ファンド分析 | マネックスアドバイザー

マネックスアドバイザーは、マネックス証券株式会社が提供する投資一任契約型のロボットアドバイザーです。投資家が負担する費用がTHEOやウェルスナビの約半分で、米国並みに低いのが特徴です。このファンドを元本100万円で購入した場合、10年間で支払う費用の総額は5万3,347円になります。

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ファンド概要

記載内容は2017年12月末時点の分析・評価です。最新情報は運用会社のウェブサイトでご確認ください。

マネックスアドバイザーの特徴は以下のとおりです。

  • マネックス証券株式会社が提供する投資一任運用サービス
  • 低コスト運用(投資家が負担する費用が米国並みで、テオやウェルスナビの約半分の水準)
  • 直接の投資対象は、国内に上場している複数のETF(実質的な投資対象は内外の株式、海外の債券、内外のREIT)
  • 最初に選択したポートフォリオだけでなく、独自の見通しを加えたポートフォリオでの運用が可能

費用の総額

このファンドを元本100万円で購入した場合、10年間の支払い費用の総額は5万3,347円になります。

マネックスアドバイザーニッセイ・インデックスバランスファンド
費用の総額53,347円32,264円

同じバランス型のインデックスファンド(ニッセイ・インデックスバランスファンド)の費用総額は3万2,264円です。したがって、マネックスアドバイザーの購入者は、同タイプのインデックスファンドの購入者と比べて、10年間で約2万円多くの費用を支払うことになります。

※なお、支払い費用の算出にあたって、費用控除前の期待収益率をゼロ、投資しているETF(または投資信託)の信託報酬は各ロボアドバイザーの特性を考慮した概算値を入力、取引コストと売買回転率はバランス型パッシブの想定最低値を入力して計算しています。詳しい設定条件はこの記事末尾の「シミュレーション詳細」からご確認ください。

購入検討時の留意点

低コストながら自分でETFを購入したほうが割安

マネックスアドバイザーの提案どおりに自分でETFを購入すれば、マネックスアドバイザーを契約する必要がありません。その場合、投資一任報酬(預り資産の年率0.3%程度)を支払う必要がないので、より低コストで運用が可能です。まとまったお金を一括投資するなら、自分でETFを購入したほうが断然お得です。

一方、積立投資をするならマネックスアドバイザーの利用を検討する価値がありそうです。積立投資をする場合も、その都度、自分でETFを購入したほうが費用がかかりませんが、毎月、手間がかかります。マネックスアドバイザー独自の積立投資サービスである「スマート積立」を利用すれば、積立投資が自動でできるだけでなく、毎月の積立金を使って、当初の資産配分計画に対して不足している資産を優先的に買い増し、最適な配分が保たれるように自動調整を行うことができます。

ベンチマークを設定していない

ベンチマークを設定していないため、投資家は、マネックスアドバイザーの運用戦略(アセットアロケーション)がうまくいっているか否かを、事前に、そして事後的にもの評価することができません。定量判断に基づく投資判断を売りにしているサービスとしてあるまじき行為です。

都合のいいシミュレーション

バックテスト結果に費用(投資一任報酬の支払い)が反映されていません。運用実務の世界ではシミュレーション結果に最低限かかる費用を反映させるのは常識です。これでは投資家はマネックスアドバイザーを過大評価しかねません。

またベンチマークが設定されていないので、投資家は運用戦略(アセットアローケーション)の巧拙を判断することができません。2013年以降、「アベノミクス」や「トランプ相場」と表現される世界的な過剰流動性を背景にリスク性資産の価格が高騰した結果、直近期間を含むシミュレーション結果は、トータルでプラスとなっています。右肩上がりの”望ましい”シミュレーション結果は、単に幸運な期間を示しているだけで、マネックスアドバイザーの有効性や優位性を示しているわけではありません

まとめ

マネックスアドバイザーはマネックス証券株式会社が提供する投資一任契約型のロボットアドバイザーです。投資家が負担する費用は、米国並みの低コスト水準に設定されており、競合他社のテオやウェルスナビの約半分です。他のロボアドサービスと同様に、国内外の複数の資産への分散投資が行えます。

ただ、示されているシミュレーション(バックテスト結果)は費用が考慮されておらず、かつ、ベンチマークも設定されていない為、マネックスアドバイザーの優位性の有無を評価することができません。定量分析に基づく投資判断を売りとしながら、投資家に投資判断の有効性をきちんと示さない姿勢は不誠実であるまじき行為です。

結論1:まとまったお金を一括投資するなら契約する価値はありません。マネックスアドバイザーの購入対象は国内上場のETFなので、株式口座を持っていれば自分で同じETFを容易に購入できます。自分でETFを買えば、マネックスアドバイザーを利用する場合と比べて、年間0.30%以上の費用削減(運用収益の向上)ができるからです。まあ、そんな回りくどいことをするよりも、素直にニッセイ・インデックスバランスファンドのような低コストのバランス型の投資信託を購入する方がいいと思います。

結論2:積立投資なら検討する価値がありそうです。独自の積立投資サービス「スマート積立」を利用すれば、自動で積立投資ができるだけでなく、毎月の積立金を使って、当初の資産配分計画に対して不足している資産を優先的に買い増し、最適な配分が保たれるように自動調整を行うことができます。この利便性込みで、トータルでかかる費用が預り資産の年率0.5%程度であれば、検討に値するでしょう。

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 ご参考:費用算出の前提条件や、費用の項目別・支払先別内訳等の結果詳細は、「シミュレーション詳細」をご覧ください。

  シミュレーション詳細
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