ファンド分析 | フィデリティ・日本成長株・ファンド

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、フィデリティ投信株式会社が運用する国内株式型の投資信託です。アナリストによる企業調査結果を活かしたボトムアップ運用を売りにしています。この投資信託を元本100万円で購入した場合、10年間で支払う費用の総額は21万6,284円になります。

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ファンド概要

記載内容は2017年12月末時点の分析・評価です。最新情報は運用会社のウェブサイトでご確認ください。

フィデリティ・日本成長株・ファンドの特徴は以下のとおりです。

  • 国内株式型のアクティブ運用(1998年に運用開始)
  • 高成長が期待できる銘柄に投資する方針
  • 誰が運用を担当しているのかわからない
  • 投資家が負担する費用は極めて高いが、設定来の過去の長期パフォーマンスは良好

費用の総額

この投資信託を元本100万円で購入した場合、10年間の支払い費用の総額は21万6,284円になります。

フィデリティ・日本成長株・ファンドニッセイTOPIXインデックスファンド
費用の総額216,284円23,161円

同じ国内株式に投資するインデックスファンド(ニッセイTOPIXインデックスファンド)の費用総額は2万3,161円です。したがって、フィデリティ・日本成長株・ファンドの購入者は、同タイプのインデックスファンドの購入者と比べて、10年間で約19万円多くの費用を支払うことになります。

※ なお、支払い費用の算出にあたって、費用控除前の期待収益率をゼロとして計算しています。詳しい設定条件はこの記事末尾の「シミュレーション詳細」からご確認ください。

購入検討時の留意点

極めて割高な費用

同じ国内株式に投資するインデックスファンドの8倍以上の極めて割高な費用を支払う必要があります。割高な費用を払ってまで、敢えてこの投資信託を買う理由があるかお考えください。(運用開始来の長期パフォーマンスはベンチマーク(配当込TOPIX)を上回っており、過去においては、割高な費用を払う意味はあったようです。)

誰が運用しているのかわからない

定性判断に基づくアクティブ運用を売りにしているのに、肝心の運用担当者が誰でどんな人かを開示していないので、これでは投資家はこのファンドを評価することができません。(運用を包括的に管理するお飾りの担当者ではなく、実質的な運用担当者が誰なのかが開示されていない。)

開示義務のある米国では運用担当者の氏名、写真、経歴等を詳細に開示している一方で、同じ会社が日本では運用担当者を開示しないのは(日本は開示が義務付けられていないので違反にはならないとはいえ)、なんとも残念な限りです。

運用体制が不明で評価できない

運用担当者が誰かを開示していないので、運用担当者や運用体制の変更があったかどうかを投資家は知るすべがありません。投資家はこのファンドを評価することができません。この点についても、フィデリティ―ともあろう会社が、なぜ、日本の運用業界のレベルの低い慣習に従って、同じ低レベルの情報開示にとどまっているのか、残念で仕方ありません。

まとめ

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、フィデリティ投信株式会社が運用する国内株式型の投資信託です。アナリストによる企業調査結果を活かしたポートフォリオ・マネジャー(運用担当者)による「ボトム・アップ・アプローチ」をウリにしています。

しかし、肝心の運用担当者が誰かを開示しておらず、当然、投資家は、運用担当者や運用体制の変更の有無も知るすべがありません。

過去のパフォーマンスは良好ですが、極めて割高な費用が設定されています。公募投信の各種レポートでは公表されていませんが、運用担当者や運用体制も設定時点から大きく変更になっています。敢えてこの投資信託を買う理由があるかよくよく検討してください。

結論:肝心の運用担当者が誰かすら開示していないので、割高な費用を支払ってまで買うべき積極的な理由を見出すことができません。

1998年4月設定来の長期のパフォーマンスは良好ですが、将来のパフォーマンスも良好と考えるだけの情報開示がない為、当サイトとしては、この投資信託への投資はお勧めしません。

 ご参考:費用算出の前提条件や、費用の項目別・支払先別内訳等の結果詳細は、「シミュレーション詳細」をご覧ください。

  シミュレーション詳細
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